入出庫伝票
4.4 入出庫伝票
入出庫伝票の登録
次は入出庫伝票の登録についてみていきましょう。
入出庫伝票は、入庫、製造指図に対する出庫など、あらゆる種類の入庫移動を行うたびに生成されます。
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指図参照を参照して登録する利点
- 入力時に指図のデータが提案されます(例えば、指図で使用した品目や数量など)。
- リリースされた指図のみ、実績計上が可能です。
- 完成品を作成するために消費した原材料(構成品)は出庫登録になります。
- 産出された完成品は入庫登録になります。
※基本的な概念はMM(在庫購買管理)モジュールでの発注参照登録と同じです。
入出庫伝票の構造
次は入出庫伝票の構造についてみていきましょう。
入出庫伝票ヘッダ
伝票ヘッダのデータは、伝票全体に対して有効です。
ヘッダには伝票日付、転記日、ヘッダテキストなどが記載されています。
入出庫伝票明細
入出庫伝票の各明細には、明細固有のデータ(品目、数量、プラント、保管場所および指図番号など)が含まれています。
各入出庫伝票には複数の明細を記録することができ、個々の明細を別々に管理することができます。
※基本的な伝票の構成や考え方も、MM(在庫購買管理)モジュールの入庫伝票と同じですが、
考え方は移動タイプ(在庫の移動手段をコード化したもの)によって用途が様々に変化します。
PP指図参照登録入出庫伝票では、原材料(構成品)消費は出庫で、完成品の産出は入庫で処理されます。
入出庫伝票の事前登録情報
入出庫伝票の登録にあたって、事前に以下のマスタやカスタマイズの登録・設定が必要です。
- マスタ
・勘定コードマスタ(共通データ、勘定コード表データ、会社コードデータ) ※任意項目
・利益センタ ※任意項目
・原価センタ ※任意項目 -
カスタマイズ
・会社コード
・プラント、保管場所
・MRPエリア
・移動タイプ
・自動勘定設定