Djangoの特徴(メリット、デメリット)
2.2 Djangoの特徴(メリット、デメリット)
Djnagoの概要について説明したところで、Djangoを使用するメリット、デメリットについて確認していきましょう!
2.2.1 Djangoを利用するメリット
高速な処理に対応できる
まずDjangoは標準で分散型のキャッシュシステムが搭載されています。キャッシュシステムにより高速な処理が要求されるサービスにおいても有効的です。
幅広い機能を装備している
先ほどお伝えした通り、DjangoはWebアプリケーションの実装に必要な機能が備わっています。Djangoの仕様に従えば、様々な機能が効率よく実装できます。
セキュリティの安全性
セキュリティレベルの高い設計と言われています。
具体的にはパスワードをハッシュ化(一定の手順で求められる固定の値へ暗号化すること)した上でデータベースに保存することでパスワードを安全に管理する、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)などの脆弱性への保護を有効にするなどの設計がされています。
仕様に関する書籍や情報が豊富である
Djangoは世界で最も使用されているPythonのフレームワークです。そのためDjangoに関する書籍や、インターネット上に使用方法に関する情報が多々あります。
アプリケーションを開発する上で、エラーへの対処方法や作成方法がわからず躓くシチュエーションは少なくありませんが、情報が豊富なため解決方法を見つけやすいのもDjangoを利用するメリットです。
2.2.2 Djangoを使用するデメリット
他のフレームワークより学習に時間がかかる
デメリットを挙げるとすれば、他のフレームワークより機能が多い反面、各機能の使い方について学習するのに時間がかかることでしょう。
小規模なアプリケーションを作成する場合、学習時間が短いこともありFlaskやBottleなどのフレームワークを使用することが多いようです。