フレームワークのメリットとデメリット
1.2 フレームワークのメリットとデメリット
■フレームワークのメリット- 生産性の向上…アプリケーションのベース部分にフレームワークを利用することで、ベース部分の開発を省略することが出来る。その分メイン部分により多くの時間を注ぐことが可能。
- 均質な開発…フレームワーク利用ルールに従うことで一定の品質を保ったアプリケーション開発が可能。
- テスト工程の短縮…フレームワークが提供する機能を利用することで、その部分の単体テストは行う必要がなくなる。
- 保守性の向上…ルールに基づき作成するのでアプリケーションの全体像の把握が容易になり、それに伴い保守性の向上も見込まれる。
- 利用コストが高い…使用するフレームワークの機能が増えれば増えるほど、構造や処理全体像を把握するのが困難。
- 学習期間が必要…フレームワークのルール(機能の使い方)を新たに覚える必要がある。
- フレームワークのバグ…顕在化されていない不具合を取り込む可能性がある。
- フレームワークの選定問題…開発するシステムにあったフレームワークを選ばないと開発要件を満たすことができなかったり、逆にフレームワーク仕様に合わせることで開発コストが掛かってしまう。
上記でまとめたようにフレームワークにはメリットだけではなくデメリットもあります。
その上でフレームワークの特性をきちんと把握し利用していくことができれば、システム開発を行う上で大変有用になります。