第5章 変数とデータ型

5.4 特別な変数について

PHPにはこれまで学習してきた変数とは別に、自動的に用意されている特別な変数があります。
その特別な変数のことを「スーパーグローバル変数」と呼び、その実体は次の6章で学習する連想配列となっています。この変数の中には、Webサーバの情報、実行時の環境情報、Web画面からの入力データなどが格納されています。
各データを集めてまとめた、主なスーパーグローバル変数を以下の表5.4.1に示します。

表 5.4.1:主なスーパーグローバル変数

スーパーグローバル変数を扱う場合の名前は全て大文字です、1文字でも間違ってしまうと通常の変数になってしまいますので注意が必要です。
本テキスト内ではスーパーグローバル変数の使い方は$_GETと$_POSTのみ7章で取り扱います。この2つはWebアプリケーションの作成を行う場合、必ず利用することになる大変重要な仕組みになります。
他の変数については「PHP基礎(別テキスト)」で紹介していきますので、今はこのような種類のスーパーグローバル変数があるのだと覚えておいてください。興味がある場合はどのような変数なのか調べてみても良いでしょう。

ポイント
  • PHPにはスーパーグローバル変数と呼ばれる、様々な情報を持っている特別な変数が用意されている。

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