第10章 ファイルを操作してみよう

10.1 ファイル処理の基本

プログラム内で扱ったデータはプログラムが終了するとなくなってしまいます。データを永続的に利用するにはどこか別の場所に保存しておく必要があります。
その手段の1つとして「ファイル」を利用する方法があります。
ファイルを扱うときの手順以下のようになり、現実の世界でノートを開いて読み書きを行い最後に閉じるイメージになります。


図 10.1.1: ファイル処理の手順

上記の手順のファイル処理を行うには、PHPに用意されている「ファイルシステム関数(PHP組み込み関数)」を利用して行います。

ファイルシステム関数

外部のファイルデータを取り込んだり、逆にデータを書き出す処理を行いたい場合に利用します。

表 10.1.1:主なファイルシステム関数の一覧

上記一覧以外にもたくさん関数は用意されていますので、興味がある方は関数リファレンスページを参照してみてください。(URL:http://php.net/manual/ja/ref.filesystem.php)

次節よりファイルシステム関数を使ってファイルに情報を入出力する方法について、具体的に説明を行っていきます。

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