エンティティのバリデーションについて

7.1 エンティティのバリデーションについて

エンティティクラスを定義するとき、それぞれのプロパティにどのような値が保管されるかを考えることは重要です。例えば「未入力を許可するかどうか(必須項目かどうか)」「一定の範囲外の値を禁止するかどうか」といったことですね。これらの「設定される値の制限」は、エンティティに「バリデーション」を導入することで簡単に実装することができます。

バリデーションとは、モデルに用意されている、値を検査するための仕組みです。あらかじめ入力される各項目にルールを設定しておくことで、入力値がそのルールに違反していないかを調べ、すべてのルールを満たしている場合のみ値の保管などを行なえるようにします。

それでは、既に作成した簡易書籍登録アプリケーションにバリデーションを設定してみることにしましょう。


NEXT>> 7.2 簡易書籍登録アプリケーション作成(バリデーション版)