フォームからデータを送る方法

8.2 フォームからデータを送る方法

 本節では、Webブラウザからの入力データをWebサーバへ送るための2つの送信方法である、「GET送信」と「POST送信」について学習します。

8.2.1 GET送信とPOST送信の違い

 GET送信とPOST送信には明確な違いがあります。その違いについて説明していきます。

GET送信
 入力されたフォームデータをURLの後ろに含めてサーバへ送信する方式です。
http://www.google.co.jp/search?aq=f&sourceid=chrome
 上記のURLのように、「?」記号の後のデータがGET送信で送られている情報です。

POST送信
 Webサーバへ送るデータ本体に、入力されたフォームデータを含めて送信する方式です。
 POST送信はGET送信と違い、URLの後ろに含めないので、データが送られているかどうかは目に見える形では分かりません。

 この2つの送信はただ方式が違うだけではありません。POST送信と違い、GET送信ではURLに含めてデータを送信するので、大量のデータを送信することができません。また、URLに送信データが見えてしまうので、セキュリティー面でも注意が必要となります。特に理由が無ければ、POST送信を利用してデータを送るほうが良いでしょう。

8.2.2 HTMLからのデータを送信する時の指定方法

 HTMLで送信方法を指定する方法は、以下の3つがあります。

 GET送信でデータを送信する場合のHTMLでの指定方法
  ① リンクタグを使用する方法。(<a href=”URL?XX=xx&…” >)
  ② フォームタグを使用してmethod属性をgetにする方法。(<form action=”URL” method=”get”>)
  ③ Webブラウザのアドレスバーに直接URLを指定する方法。

 POST送信でデータを送信する場合のHTMLでの指定方法
  ① フォームタグを使用してmethod属性をpostにする方法。(<form action=”URL” method=”post”>)

 上記で示した通り、GET送信はフォームやリンクから指定する方法と、Webブラウザから直接アクセスする方法の3つのパターンがあります。POST送信は、<form>タグのmethod属性をpostに指定した場合にしか設定できません。このパターンの違いをしっかり覚えておきましょう。


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